PADIダイビングインストラクター開発IDC、実際の様子を数回に分けてご紹介しております。今回は、オープンウォーター(OW)プレゼンテーションの様子をお届けします。
オープンウォーターは限定水域と異なり環境が大きく変わります。潮の流れがあったりサンゴがあったり・・その中で講習のシュミレーションをします。
それでは、実際のオープンウォータープレゼンテーションの様子を見ていきましょう!
この記事を書いたスタッフ
- PADIダイビングインストラクター
- 各種スペシャルティインストラクター
- 看護師
- 潜水士
この記事の監修者
- PADIコースディレクター
PADI最高ランクのインストラクター。日本最南端のダイビング講習専門スクールMOANAダイビングカレッジ石垣島を運営しながらインストラクター開発に力を入れてます。
OWプレゼンテーションの実施場所
オープンウォーターとは「水泳用プールと比較してかなり大きく、ダイバーが一般に経験する自然の水域に特有のコンディションを有する水域のことをいう」これが定義です。
オープンウォーターでは水深6mが必要です。IE当日は候補生自らが水深をチェックし講習場所の選択もしなければなりません。適切な場所の選択・フロートの設置も評価のひとつです。IDCでは講習場所の選択なども学習します。
ポイントに到着すると、候補生等はまずフロートを持って海に入り自分達で実施場所をセッティングします。サンゴがない場所を選べると良いですね!
OWプレゼンテーションの内容
限定水域プレゼンテーションと似た内容になりますが、評価としては全体のコントロール部分を重視します。
スキル開発準備スレートを用いてインストラクター役と生徒役、アシスタント役で別れて講習のシュミレーションをします。
写真はリフトバッグの使い方です。サーチ&リカバリーで使用します。この記事をご覧のみなさんの中でリフトバッグをマスターしている人は、ほとんどいないのではないかと思います。
インストラクターになると教えられるスキルは、IDCでしっかりと練習しておきましょう!
現場をコントロールする
オープンウォータープレゼンテーションではアシスタントがいる場合のシミュレーションも実施します。
アシスタントは安全管理の上で重要な役割を果たしてくれますが、インストラクターとして適切な指示を出せているかが重要です。「アシスタントがいてくれるから安心」ではなくアシスタントへの有効な指示の出し方も学ぶ必要があります。IDCでは、この辺りもしっかりと学習していきます。
インストラクターはアシスタントも含め、現場全体を広い目で見て仕切っていくリーダーシップが必要です!
ダイビングインストラクターになりたい人へ
インストラクターになって教えてみたい!ライセンスを発行してみたい!なにより、この海の感動を伝えたい!
こんな風に思っているならば、インストラクターとしての素質は十分です。
まだオープンウォーターしか持ってないけど、インストラクターを目指したい・・・!
もちろん大歓迎!何も恥ずかしがることはありません。
インストラクターを目指すにあたり、不安なことや疑問点がたくさんあると思います。小さいことでも、ぜひ気兼ねなくご相談ください!PADIコースディレクターが直接、丁寧にお返事させていただきます^^