初めてのダイビング。でも生理と重なっちゃいそう…何か対策はないのかな!?
今回の記事は、楽しいダイビングの計画をしたのに、生理の時期と重なってしまいそう…という憂鬱な気持ちになった経験がある、女性ダイバーのための記事です。
今回は、女性ダイバーMIKI(看護師)に記事を書いてもらいました!
宜しくお願い致します!今回は女性ダイバーさんのために、お役に立てたらと思います!
生理中でもしっかり対策を取り、いくつかの注意点を守ればダイビングを楽しむことが可能ですよ!
生理中のダイビング対策:タンポンを使う
普段の生理で、ナプキンを使うかタンポンを使うかは人それぞれですが、ダイビング中に使うなら、タンポンにしましょう。ナプキンだと海水を含んでしまうため、生理ナプキンとしての役割を十分に果たすことができません。何より海水を吸収してしまって、ズッシリと重くなってしまいウエットスーツにも染み込んでしまいます。その点、タンポンなら普段通りに使えるのでおすすめです。
タンポンが苦手な人は、後述している生理を遅らせる対策が必要です。何も対策しないままですと、ウエットスーツに染み込む+ボートに上がった際に足から血が流れ出てきてしまいます。
ダイビング毎にタンポンを取り替えよう
タンポンは普段通りに使えるとは言え、ダイビングをするとどうしても海水に含まれている雑菌が入るため、衛生面を考えて1ダイブごとに交換することをおすすめします。生理中の水着は、万が一のことを考えて色が濃いものを選び、タンポンを交換しやすいように、セパレートタイプにするのが便利です。
そして、ダイブの後にはすぐにトイレへ行けるように、事前にトイレの場所を確認し、手荷物にタンポンを入れておくこともおすすめします。
生理中のダイビング対策2:冷え対策は大切
ダイビングでの生理対策というと出血対策に気を取られがちですが、冷え対策もとても大切です。生理にとって体の冷えは大敵で、体が冷えることによって、
- 生理痛がひどくなる
- 貧血
このような体調不良の原因となるかもしれません。
ダイビング中の飲み物にも気をつけよう
生理中の冷え対策としては、体の内側から温めるために、エネルギー効率が良いものを食べ、飲み物は冷たいものではなく、ホットを選ぶなどの方法がおすすめです。ダイビングをするとどうしても体が冷えてしまうため、長時間のダイビングはできるだけ避けて、体が冷える前に海から出るように心がけましょう。
生理中のダイビング対策3:生理の周期をずらす方法もある
ダイビングと生理が重なるのがどうしても嫌という人は、生理の時期そのものをずらすという方法もあります。生理痛が重い人も良く利用してますが、産婦人科で低用量ピルを処方してもらうと、生理の時期をある程度コントロールすることが可能です。ダイビングの直前になってから服用を始めても時期をずらすことは難しいですが、1ヶ月〜2か月程度の余裕があれば、時期をずらして生理フリーなダイビングを楽しむこともできるでしょう。
必ず診察を受けて処方してもらおう
ただし、ピルは医薬品で副作用が出る可能性もあります。その点は良く理解した上で、慎重かつ安全に使ってください。また、低用量ピルは生理周期をずらすことをメインの目的として処方されるわけではありません。そのため、医師によっては、生理周期をずらすことに対して理解を示してくれないこともあります。このあたりは、医師に相談してみてくださいね。
ダイビングをキャンセルすること、ためらわないで!
生理の日は、体調が優れないこともありますよね。でもせっかく予約しているからといって、無理にダイビングはしないでくださいね。思わぬ事故につながってもいけませんので、勇気を持ってダイビングをキャンセルすることも大切です。
生理中のダイビング対策:まとめ
タンポンがおすすめ・体を冷やさない・医師に相談して低用量ピルを服用する
この3つを注意すれば、快適にダイビングを楽しめることができます。ぜひ、次回のダイビングorこれから始めようと思っている人は参考にしてみてくださいね!