沖縄や石垣島で、ダイビングライセンス取得や体験ダイビングを楽しもうと思った時、ショップ選びのポイントとして『安さ』がありますよね。「少しでも安く!」は誰もが望んでいることだと思います。
しかし、安さだけを重視しても良いのでしょうか?その安さの裏には何かあるのでは…?そんな不安を感じたことはありませんか?
今回は、初心者が勘違いしやすい『格安ダイビングの落とし穴』について、説明したいと思います!
この記事を書いたプロフェッショナル
- PADIダイビングインストラクター
- 看護師
- 潜水士
結論:安さだけの判断は危険!見極めが大事!
買い物や旅行をするとき、「安さ」は切っても切り離せないワードですよね。いつでも「少しでも安く」という気持ちが誰にでもあると思います。
しかし、安さだけの判断は危険です。例えば海外のパッケージ旅行を計画するとき、行き先や日数、価格も同じツアーが複数の会社から出ていたとしたら価格以外ではどこに着目するでしょうか?
自分や家族にとって本当に必要なものや満足できるもの、それが提示されている価格には含まれているのか?
ではないでしょうか。
- 燃油サーチャージは含まれている?
- 食事はついている?
- 宿泊ホテルのグレードは?
- 部屋のタイプは?
- 空港送迎はある?
などです。
安さだけに飛びついてしまうと、確認するべきことを見逃してしまう可能性があります。
ダイビングライセンスの取得を予約するときも、これと同じことが言えるのです。
ダイビングは非日常なので、はじめは諸事情が全くわからないですよね。最初の確認が重要です。お困りのときは、お気軽にご質問くださいね!
格安ダイビングライセンスの落とし穴:こんな表示に注意!
なんと!今ならPADIダイビングライセンスが『10,000円!』
沖縄でCカード取得が格安!19,800円!
沖縄や石垣島で、こういう広告を見たことがありませんか?
よくありますよね。ショップのホームページを見ても、このような書き方をしていることは少なくありません。
でも、よーーーーーーく見てください。
沖縄でCカード取得が格安!
19,800円!
教科書代・申請費用・乗船代・ランチ代は別
価格表示の下に書かれている内容は確認しましたか?
なにが書かれているかというと「教科書代・申請費用・乗船代・ランチ代は別」と書かれています。
こんな表示をするのは、なぜ?
ご覧頂いたように、価格表示に比べ明らかなに小さな文字で別途かかる費用を表示していますね。これは、数あるダイビングショップでは価格を少しでも安く見せようという一つの戦略です。別途費用について、なかには表示されていないこともあります。
現地に行ってから、別途料金の請求が…
こんなことにならないためにも、必ず「事前にショップに問い合わせする」ことが大切です。そして、税込の総額を明確に教えてもらいましょう。
現地で別途料金請求だなんて悲しすぎますよね。問い合わせは何度でも無料です。遠慮は不要ですよ!
格安ダイビングライセンスの落とし穴:ライセンスの種類はなに?
一言でダイビングといっても、ダイビングのライセンスには指導団体(PADIやNAUIなど他複数)をはじめ、ランク別に多くの種類があります。
ダイビングの入り口としては、オープン・ウォーター・ダイバー(OWD)が一般的です。しかし手軽さを売りにしたOWDより簡単に取得できるライセンスが存在します。「簡単=教える内容が少ない」ため当然費用も通常のOWDより安くなります。
「安いな!」と思ったら、別途費用の有無と同時に取得できるライセンスの種類にも注意が必要です。
OWDより安い注意すべきライセンスとは
PADIやNAUIでいうと上記の2つになります。これらは、いずれもOWDライセンスとは別物です。共通して言えることは、インストラクターの引率無しで潜る事ができません。詳細は、公式ホームページを確認してみて下さいね!
一般的なダイビングライセンスとは
こちらの2つです。世界中で認められる一般的なライセンスです。こちらも詳細を各公式ホームページで確認してみて下さいね!これからダイビングを始める方は、コース名だけを見ると一見みわけがつかないかもしれません。それぞれのコースの内容をよく理解し、「安さ」の内容を必ず確認しましょう。
まとめ
今回は、格安ダイビングライセンスの落とし穴について説明してみました。安さの裏にかくれているものを理解すると、表示価格に対する見方も変わってくると思います。
大切なことは、その価格には何が含まれているのかを確認すること、自分が求めているものを明確にしておくことです。
最初の確認には少し手間がかかりますが、この記事を参考に気持ちよくダイビングをスタートしてもらえたら嬉しいです。