こんにちは♪石垣島ダイビングライセンス取得カレッジ『モアナ』のユウマです(*^^*)
中性浮力は、中級者でも満足していない人も多いスキルです。僕も初めの頃はめっちゃ苦手でした!笑
「永遠に上手くなる気がしない!」このように言う人もいます。そこまで言わんでも〜と思いますが、慣れない人にとっては悔しいですよね。
感覚がつかめるまでに本数が必要ということもありますが、コツを知っておくだけで本数を短縮することができますよ♫
それでは、中性浮力のコツや呼吸テクニックについてお伝えしていきます!
100%完璧な中性浮力は存在しない
こう書くと、「何やねん!どういうこと?」と混乱しますが、よく考えてみましょう。
ダイビング中、息を止めてはいけないのはダイビングの絶対ルールです。
「息をし続けている」ということは、
浮袋である肺の中に空気を出し入れしているということなので、少なからず浮き沈みしているということなんです。←ポイント!
なので、完全にピタ!っと静止している中性浮力は存在しません。
深く考えてしまっている人は、少しリラックスしてみましょう♫
浮き沈みの幅を考える
中性浮力はどれだけ「浮き沈み」の幅を少なくするか?がポイントになります。
初心者の方で浮いたり沈んだり、「とても中性浮力なんて取れない!」と感じている人も多いでしょう。
最初はそれで良いと思います。
その上下の幅を小さくしていけばいいだけの話なので、難しく考える必要はありません。
それでは、どのように小さくしていくかを見ていきます!
1, BCDではなく呼吸のコツをつかむ
BCDのエアーは頻繁に出し入れしません。
オープンウォーターで習ったと思いますが、中性浮力はBCDでは取らないということです。
もっと言えば、中性浮力に関してBCDは、大ざっぱにエアーを入れるだけの器材にすぎません。
呼吸のポイントを理解する前に、次の2点を意識してみてください(*^^*)
2-1. 浮き沈みの感覚
吸うと浮き、はくと沈みます。その感覚を研ぎ澄ませて感じてください。
体ではなかなか感じ取りにくいので、景色を利用するのも一つの手ですよ。周りや水底の岩、ダイバー、生物など、指標となるものはたくさんあります。
2-2. 呼吸後、浮力の時間差
吸えば体は浮き、はけば沈みますが、影響が出るのが2秒後です。
吸うと・・・2秒後にじわ〜っと浮き始めます。
はくと・・・2秒後にじわ〜っと沈み始めます。
その感覚をつかみましょう。
呼吸のトリミング
・浮力を大きくしたい場合の呼吸法
体が若干沈み気味で、浮力を大きくしたい場合は、肺の半分まで早めに吸い、残り半分は少しずつ吸います。
息をはくときは、ゆっくりとはけば、空気が肺に残っている時間が長いので、若干浮力が大きくなります。
・浮力を小さくしたい場合の呼吸法
体が浮き気味で、浮力を小さくしたい場合は、肺の半分までゆっくり吸い、残り半分は早めにに吸います。
息をはくときは、早めにはけば、空気が肺に残っている時間が短いので、若干浮力が小さくなります。
上記から、呼吸のトリミングは「肺にある空気の滞在時間をコントロールすること」と言えますね。
2. 適正ウエイトで潜る
以前、こちらの記事でも適正ウエイトについて少し説明をしました(^^)
→「中性浮力が苦手!?ならウエイトを意識しよう!」
適正ウエイトで潜ることは、中性浮力が成功することに直結します。
脱オーバーウエイトが成功の鍵
オーバーウエイトだと、呼吸のコントロールだけでは間に合わず、水底で沈みますのでBCDの給排気がどうしても多くなります。
精神的にもストレスですし、良い状態とは言えません。
初めのうちは沈まなくて、それがストレスになるかもしれませんが、適正ウエイトは上達への近道なので、ぜひ頑張ってみてください。
深くなればなるほど、沈みやすくなりますので、浅い深度だけ頑張りましょう!
3. ゴールイメージを持つ
ダイビングごとにゴールイメージを想像して欲しいのですが、やはりカッコイイ自分の姿というのは、ゴールイメージとして持っておくべきです。
「何か急に体育会系な事を言いだしたな…」←こんな風に思うかもしれませんね! 笑
精神論にはなりますが、イメージを持つことで脳や体がそうなるように頑張ろうとします。目標を作るのも、とても効果的ですね。
このダイビングでは、「水底に一度も着底しない!」「トリムを3分キープする!」などなど、ぜひ自分なりの目標を立ててみてください。
ダイビングごとに上達するのがわかりますよ(*^^*)
まとめ
中性浮力の説明を言葉にするのは非常に難しいです!笑
できればお会いして、直接お話するのが一番わかりやすいですけどね(*^^*)
今回の記事で、なんとなーくでも頭に入ってもらえたら嬉しいです♪
(石垣島は海も穏やかなので、リフレッシュやスキルアップにピッタリです^^)