石垣島のダイビングスクールの選び方と比較ポイント

石垣島には数多くのダイビングショップがありますが、
実は講習に強いスクールと、観光中心のショップはまったく別物です。

どのお店を選ぶかによって

・安全性
・上達スピード
・講習の分かりやすさ
・将来プロを目指す場合の成長度

が大きく変わってきます。

このページでは、
石垣島でダイビングスクールを選ぶ際に知っておくべき基準や、
初心者・中級者・プロ志望の方それぞれに合った選び方を、
専門店としての知見をもとに中立的な視点で解説します。

「どのお店を選べば失敗しないのか…」
そんな不安も、この1ページで解消できるはずです。

石垣島でダイビングスクールを選ぶポイント

石垣島には多くのダイビングショップがありますが、
「観光メインのお店」と「講習を専門とするスクール」では、提供できる学びの質が大きく異なります。

講習は「命を預かる教育」。
だからこそ、選ぶ際の判断軸は値段ではなく教育力が基準になります。

ここでは、スクール選びで必ず確認すべき4つのポイントを、専門店の立場から解説します。

① 講習の実施数・講習比率（最重要）

ダイビングショップには大きく分けて2種類あります。

観光中心（シュノーケル・体験ダイビング・FUNダイビング中心）のお店
講習中心（OWD〜DM〜IDCまで扱う）スクール

この講習比率の違いが、そのまま
指導経験・スキル習熟度・トラブル対応力に直結します。

特にOWD・AOW・レスキューなどの初級〜中級講習では、

・浮力調整
・呼吸コントロール
・海況変化の感じ方

など、体得すべき項目が多く、
講習に慣れたインストラクターかどうかで難易度が大きく変わります。

初心者ほど、
「講習実績が豊富なスクール」＝「事故の少ないスクール」
です。

②安全管理と海況判断の基準

石垣島は

・外洋に面したポイントが多い
・潮流の変化が大きい
・季節風で海況が急変しやすい
・干満差によってエントリー難度が変わる

という“島特有のリスク”があります。

そのため、
海況判断が緩いお店と、厳格なお店では安全性に大きな差が出ます。

信頼できるスクールの特徴としては、

・風・潮・地形を総合的に考えて安全なポイントを選んでくれる
・危険なポイントや流れが強い時間帯は絶対に避ける
・「できる・できない」をハッキリ言う
・（初心者にありがち）無理な深場に行かせない

こういった判断ができるお店です。

安全基準がしっかりしているスクールは、結果として“上達も早い” という大きなメリットがあります。

③ 器材・教材・料金の明朗さ（初心者ほど重要）

初心者にもっとも多い失敗が
「追加料金で予算オーバーになる」 こと。

特に石垣島は、

・ボート乗船料
・教材代
・申請料
・器材レンタル
・ボート代
・安全管理費

など、ショップによって項目がバラバラです。

スクールを選ぶ際は、
総額が明確にわかるお店＝安心して受講できるお店
と考えてOKです。

また、器材が

・信頼できるメーカー（AQUALUNG / Bism / TUSAなど）
・整備されている
・サイズが豊富
・講習内容に合ったセット
であることも大切です。

教材に関しても
最新のPADI e-learning対応かどうか は大きな基準です。

④少人数制かどうか（初心者の上達速度が変わる）

講習は インストラクター1人が担当できる人数で質が変わります。

例えば、
・1チーム2名
・1チーム4名
・1チーム6名
では、まったく別の講習になります。

初心者は、
・耳抜き
・呼吸の緊張
・浮力コントロール
・フィンキック
など、ひとつひとつ丁寧に見てもらう必要があります。

少人数のスクールは、

・一人ひとりのペースに合わせてくれる
・苦手克服が早い
・安全管理が行き届く

というメリットが大きく、
結果的に「楽しい」「好きになる」「続けられる」につながります。

初心者向け・中級向け・プロ向けで店の選び方は変わる

ダイビングスクールは「どのレベルの講習を受けるか」によって、
重視すべきポイントが大きく変わります。

初心者コース（OWD）と
中級コース（AOW〜レスキュー）、
プロコース（DM〜インストラクター）では、
必要な知識・海況判断・器材管理・教育環境が根本から違うためです。

ここでは、レベル別に“最適なスクールの選び方”をまとめました。

初心者（PADI オープンウォーターダイバー）向けに重視すべき点

初心者は、講習を受ける環境とスクールの教育体制が学びやすさに直結します。

初心者が特に重要視すべきポイントは以下です。

● 安全管理が明確であること

・当日の風向き・潮・うねりを丁寧に説明してくれる
・無理な深場へ連れて行かない
・海況NGの判断をしっかりしてくれる

● 器材レンタルが充実していること

・サイズ展開が豊富
・整備されたレギュレーター
・水中で使いやすいフィン、軽器材
→ 初心者ほど、器材の良し悪しが安全と快適さに直結します。

● 講習前後の説明が丁寧で分かりやすいこと

・水中で起きることを事前に理解できる
・不安を軽減するコミュニケーションがある

● 講習比率が高いお店であること

石垣島には「観光メイン（FUN / シュノーケル）」のお店も多く、
そこでは講習経験が少ない場合もあります。

初心者ほど
“講習専門店 or 講習比率が高いスクール” を選ぶ方が安全で上達も早いです。

アドバンス（AOW）〜レスキューを受ける方向け

AOW以降のコースは、“経験値”と“判断力”が重要なステージになります。
そのため、スクール選びの基準も変わってきます。

● ポイント選定力があるスクール

AOWは

・ディープ
・ナビゲーション
・中性浮力
・ボート
など、経験値を積むコースです。

石垣島は海況変化が大きいため、
その日の海況で最適なポイントを選べる スクールは品質が高い証拠です。

● 実践的な講習をしてくれること

「ただ潜るだけ」ではなく、
・潮の流れの読み方
・浮力の微調整
・チームダイブの動き
などをしっかり教えてくれるお店が理想です。

● レスキュー講習の経験値が高いスクール

レスキューは
事故を未然に防ぐ“予防力”と“状況判断力”を学ぶ講習 なので、
担当インストラクターの経験値が講習品質に大きく影響します。

ダイブマスター（DM）・プロを目指す方向け

DMやインストラクターを目指す場合、
選ぶべきスクールはさらに厳密になります。

● 実習数が多い環境

プロ講習は座学より “現場経験” が最重要。
・講習アシスト
・ガイド実習
・海況判断
・トラブル対処
など、実践回数が多いほど成長スピードが上がります。

● 講習環境が整っているスクール

・専用教材の管理
・e-learning対応
・器材の整備体制
・プロレベル講習の枠が十分ある
こうした環境があるスクールが理想です。

● 担当インストラクターの資格と経験

特にDMやIDCは
担当するインストラクターのレベルが品質の8〜9割を決める と言われます。

・コースディレクター
・IDCスタッフインストラクター
などが在籍しているスクールは、
キャリア形成において大きなアドバンテージがあります。

【比較】石垣島のダイビングスクールのタイプ別解説

一般的なライセンス講習では、
短石垣島には多くのダイビングサービスがありますが、
“どのタイプのお店か” によって、講習の質・料金・特徴が大きく異なります。

ここでは特定のショップ名を出さず、
石垣島で主流の３タイプ を一般的な特徴として解説します。

お店のタイプ	観光×FUN中心ショップ	マンツーマン・少人数専門店	講習専門店
主な客層	観光客・FUNダイバー	少人数／不安が強い初心者	初心者〜プロ志望まで全レベル
講習の位置づけ	サブ業務（少ないことも）	丁寧だが予約枠が少ない	主要業務として毎日実施
インストラクターの講習経験	少なめな場合も	十分ある場合が多い	圧倒的に豊富（講習比率が高い）
価格帯	安い〜中価格帯	中〜高価格帯	適正価格（内容重視）
講習の丁寧さ	店によって差が大きい	非常に丁寧	一貫したクオリティ
海況判断	FUN基準の場合あり	高めの安全基準	講習基準の安全最優先
器材・教材	ショップにより差が大きい	比較的良い	教材・器材が整備されている
特徴	気軽・安い・旅向き	手厚い／こだわり派向け	学びの質が最重視／継続しやすい
向いている人	旅のついでに受けたい	自分のペースで学びたい	しっかり学びたい／将来継続したい

観光 × FUNダイビング中心のショップ

観光のお客様（シュノーケル・FUNダイブ）がメインのお店です。

● 特徴

・料金が比較的安い
・気軽に遊びに行ける雰囲気
・ツアー感が強い

● 講習の場合の傾向

・講習はサブ業務で、日数をあまり取らない場合がある
・講習数が少なく、インストラクターが講習に慣れていないことも
・スケジュールが観光のお客様優先になることも

● 向いている人

・旅のついでに気軽に受けたい人
・格安でまず体験してみたい人

マンツーマン系・少人数専門店

1組限定や、徹底した少人数制を売りにするタイプです。

● 特徴

・1〜2名に対してじっくり時間をかけてくれる
・丁寧で手厚いサポートが強み
・口コミ評価が高いお店が多い

● デメリット

・価格は高くなりがち
・スケジュールに融通が効かないことも

● 向いている人

・丁寧に見てもらいたい
・不安が強い初心者
・自分のペースで学びたい人

講習専門店

石垣島ではまだ数が少ない、“講習を中心に行うスクールタイプ”。

● 特徴

・OWD〜AOW〜レスキュー〜DM〜IDCまで一気通貫の教育体制
・講習比率が高く、指導に慣れている
・安全管理・教材管理が整備されている
・初心者への説明が非常に丁寧
・海況判断が講習基準

● 講習における強み

・講習のプロが担当するため上達が早い
・トラブル予防の知識をしっかり学べる
・PADI基準に沿った正しい手順で学べる
・“講習に最適なポイント”を優先して選んでくれる

● 向いている人

・しっかり学びたい初心者
・安全性を重視したい人
・将来的にAOW・レスキュー・DMなどを取りたい人

PADIライセンスが世界で通用する理由

PADIのオープンウォーターダイバー資格は、世界中どこへ行っても利用できる “国際ライセンス” です。
その理由は、単なる人気やブランド力だけではありません。
世界基準の教育システムと、安全を最優先にした指導基準が整っているためです。

PADIが世界で通用する主な理由は次の3つです。

世界最大のダイビング教育機関
　PADIは、世界186以上の国と地域で使われている国際標準の指導団体です。
　加盟店・インストラクター数も世界最大規模のため、どの地域でも同じ基準で講習を受けられます。
指導内容が“国際基準”で統一されている
　教材・知識開発・限定水域・海洋実習まで、講習内容が世界共通。
　どの国で講習を受けても、一定の安全性と品質が保証されています。
厳格な更新制度とインストラクター管理
　PADIプロフェッショナルは毎年更新が必要で、安全研修や教育基準の遵守が求められます。
　この仕組みにより、世界中どこへ行っても信頼できる品質が維持されています。

そのため、石垣島で取得したPADIライセンスは、海外リゾートでも国内の他エリアでも問題なく通用します。
「どこでも潜れる」「世界で使える」──これこそがPADIが選ばれている最大の理由です。

MOANAが選ばれる理由

石垣島には多くのダイビングサービスがありますが、
“講習の質を重視したい方” からMOANAが選ばれるには理由があります。
ここではスクール選びの観点に絞って解説します。

講習比率が高く“講習のプロ”が担当

多くのショップが
日によって体験ダイビング・シュノーケル・FUNと混合運用ですが、
MOANAは 講習を専門とする学校型の運営 を行っています。

そのため
・毎日講習を担当しているインストラクター
・初心者に特化した指導経験が豊富
・講習の流れが体系化されている
という “講習に最も慣れている環境” が整っています。

これは講習中心店と観光中心店の
大きな違いとなります。

代表がコースディレクター

MOANAの代表講師は、
インストラクター育成を担当する PADIコースディレクター です。

肩書きの詳しい紹介は「MOANAについて」のページでお伝えしていますが、
スクール選びの観点で特に大切なのは次の点です。

・教育基準に非常に精通している
・講習全体の品質管理ができる
・難易度の高い海況判断にも強い

つまり、
講習の正しい進め方を熟知したプロが監修するスクール
という安心につながります。

初心者講習の満足度が高い理由

初心者が講習でつまずきやすいポイントは
・説明が早い
・器材操作が理解できない
・水中が怖いまま進んでしまう
というケースが多いです。

MOANAは講習専門のため、
これら初心者特有の不安や課題に慣れています。

そのため
・説明がシンプルでわかりやすい
・習熟度に応じて進め方を調整
・無理のない練習ステップ
を提供でき、結果として
“初心者の満足度が高く、挫折が少ない講習”
につながっています。

料金の透明性

講習費用は、全国どこでも
「総額がわかりにくい」「あとから費用が増えた」
という相談がもっとも多い部分です。

MOANAでは
・必要な費用をすべて提示
・教材・保険・レンタルなどの内訳が明確
・“追加でいくらかかるのか” を最初に説明
を徹底し、料金の透明性 にこだわっています。

講習の品質だけでなく、
価格のわかりやすさもスクール選びで大切なポイントです。

MOANAの講習メニュー

石垣島でのダイビング講習は
目的やレベルに合わせて選ぶことが大切です。
MOANAでは、
初心者のOWDからアドバンス、レスキュー、
そしてプロを目指すダイブマスター・インストラクター候補生まで
幅広い講習をご用意しています。
あなたに最適な講習を探したい方は、以下の講習一覧をご覧ください。