こんにちは。
少し古いドラマですが、フジテレビ「海猿」の主人公、仙崎大輔が所有していた資格がダイブマスターというライセンスでした。このドラマの影響はとても大きく、全国的にPADIダイブマスターという名前を知られるきっかけになったのではと、個人的に思っております。
さて、こちらの記事では
- PADIダイブマスターになりたい…!
- でも難易度が高そう
- どのくらい難しいのかな?

PADIダイブマスターになりたい人のために、このような疑問を解決したいと思います!
しかしダイブマスターという名前、カッコいいですよね!受講理由は、そんな「かっこいい!」という動機でも良いと思いますし、少しでも興味がある人はぜひ読み進めてみてくださいね。
PADIダイブマスターの難易度:結論
結論から申し上げますと、PADIダイブマスターの難易度はそこまで高いものではありません。
何人ものPADIダイブマスター講習を担当させて頂きましたが、皆さん共通して苦手な項目がこちらです。
・学科試験
・体力テスト(400m水泳)
・中性浮力
こちらの3点につきましては後述致します。
PADIダイブマスターになるには?

細かい内容までは割愛しますが、ダイブマスター認定には60本の経験本数が必要です。そして学科テスト・体力テスト・ダイビングスキル評価・ワークショップ・実践評価をクリアし、晴れてダイブマスター認定となります。
実践評価やワークショップは、実際のお客様を相手にしますので、よりリアルな内容となります。インストラクターを目指している人にとっては、とても充実した講習になることでしょう。
PADIダイブマスターになると何ができる?
PADIダイブマスターを取得すると、PADIダイブセンターやダイブ・ボート、リゾートなどでスタッフとして働くことができます。ダイビング関係の仕事に就きたいという人は、PADIダイブマスターを取得しておくと仕事の幅が増えますし、海のお仕事は本当に素敵ですよ!
その他、PADIインストラクターとお客様のアシストをしたり、単独でスノーケリングプログラムを実施できたりします。そしてFUNダイビングのガイドもダイブマスターの大切なお仕事です。ダイビングショップで働きたい!ダイビングに来たお客様を水中に案内してダイビングの魅力を伝えたい!という人は、ぜひPADIダイブマスターを目指しましょう!
PADIダイブマスターの難易度を下げよう!

苦手な項目を克服&練習すれば、難易度は下がります。みなさんが苦手な学科試験、体力テスト(400m水泳)、中性浮力、どう練習すれば良いかアドバイスを致しますね!
学科試験
PADIダイブマスターの学科の内容は、9つの項目にわかれています。学習方法はeラーニングによって整っており、1項目ずつテキストを読み、都度「知識の復習」で問題を解くことを繰り返します。知識の復習では1問ごとに正解と解説が表示されるためリアルタイムで復習ができ、また何度でも繰り返し問題を解くことができるため、苦手分野の克服も可能です。知識の復習で十分な知識と理解を得てから最終的なエグザムに臨めるため、学科試験は余裕を持ってクリアできます。
e-learning対応のショップでない場合は、現物の本で学習を進めていきますが、この場合も知識の復習である「ナレッジリビュー」というページをしっかりとやりこめば、余裕を持ってクリアができます。
体力テスト(400m)
ダイビングはできるけど水泳はできない!という人もいると思います。私もその一人でした。しかし、そんな私でも体力テストに合格することができました。いい方はよくないかもしれませんが、このテストの泳ぎ方は自由です。とにかくノンストップで泳ぎ切れば良いのです。途中で泳ぎ方を変えても問題ありません。水泳に苦手意識のある方も、やる気があれば挑戦することは十分可能です。

私の場合は全く泳げない状態から1ヶ月程ジムのプールで練習をしてテストに臨みました。テストに合格することが目的であれば、泳ぎ切るとうい根性と体力が大事かもしれません。
体力テストでの400m水泳は、ゴールが明確なので目標をもって取り組め、泳ぎ切ったときの達成感は自信にもつながります。ぜひ、チャレンジしてみてください。
中性浮力
中性浮力をしっかりとるためには、いろいろな要素が絡んでくるのですが、ここでは3つのキーポイントをお伝えします。それがこちらです。
- 適正ウェイト
- BCDの正しい操作
- 呼吸
なかなか中性浮力が取れない場合は、まず適正ウェイトを改めて確認してみましょう。次にBCDの給気の微調整、最終的には呼吸でコントロールすることを意識します。
息を吸えば体は浮き、吐けば沈みますが、その動きには2秒ほどのタイムラグがあります。そのため、一定の深度を保つためには浮きはじめたら吐く、沈みはじめたら吸うといった呼吸のタイミングが重要になってきます。少し時間はかかるかもしれませんが、この感覚を体で覚えることで中性浮力は必ずとれるようになってきます。
PADIダイブマスターの難易度:まとめ
ダイブマスターに合格するためには、学科、水中スキル、体力テストの全てをクリアしなければいけません。しかし、合格基準や難易度が高いわけではなく、決して完璧を求めるものではありません。水中スキルと体力テストでは各項目に5点満点での採点基準がありますが、よっぽどでない限り不合格となることはありません。

PADIダイブマスターコースは「プロとしての姿勢」をかなり重要視しています。講習中は実際のお客様も相手にしますので、たくさんのことを学べますよ!
やってみたいけど自信がないという人は、まず自分のやる気を信じてみてください。誰にでも得意、不得意はあり、スタート時のレベルも人それぞれ違って当然です。スキルや体力に自信がない人も、前向きな気持ちでチャレンジしてみましょう。大切なのは、やる気です。やる気があり、真剣に取り組めば必ず合格できます。